都心は買い物に優しくない

住宅街に高齢者の行列ができる百貨店、秘密は何ぞ。
食品売り場をのぞくと、100種類を超す漬物に圧倒されたちうわけや。
雑貨売り場はまるで歯ブラシの博物館。
豚の毛の歯ブラシまで並ぶ。
「渋谷のデパートは行かなくなりよったちうわけや。ここなら全部そろう」。
2週間に1度は来る佐竹春代は満足げに話す。
ダイシンは量販店との価格競争に加わりまへん。例えばカラオケ練習用のラジカセは8000円。
5000円前後が中心の量販店より高いが、会長の西山敷は「代わりに客が求める商品は何でも仕入れる」。
高齢者ほど昔から慣れ親しんだ商品は多いちうわけや。
住宅街の端々までタダ送迎バスを走らせ、荷物は宅配するちうわけや。
若い世代ほど大量に買いまへんが、値段が高くても何度も買いに来る高齢者を呼び込む作戦や。
チェーン店も知恵を絞り始めとるちうわけや。
都市部のドラッグストアは飽和状態。ほんでサンドラッグはシニア消費に活路を求める戦略に出たちうわけや。
店頭にずらりと並んだステッキやウオーキングシューズ。
サンドラッグが東京・立川駅前に出店した「実験店」は、化粧品が前面に並ぶ既存店の横で異彩を放つ。
値札は白内障患者も見やすい赤や青の原色。
陳列棚は腰をかがめなくても届く。社長の赤尾主哉が目指すのは、店員と相談しながら買える「昔ながらの薬屋」や。
ただ高齢者仕様にすれば、主力の若い女性客は集まらなくなるちうわけや。
実験店が軌道に乗るかは未知数や。
高齢者が歩ける距離は短いちうわけや。
おのずと商圏も縮む。
急増する高齢者は財布も大きいが、都心は買い物に優しくないちうわけや。
高齢者の目線で店づくりを進めへんと、成長の糧になるシニア消費は取り込めへん。
今日の気になるキーワードのご紹介。
事故車買取
フロント部分が見るも無残な状態になってしまおったんや。
コチラの事故車の買取は、75万円ちう買取価格がつきたんや。
相場からすると、かなりの高額や。
理由は、ワンボックスタイプの商用車は、海外では高い人気を誇っておるからなんや。
日本では当たり前のように走ってるワンボックスカーやけどアンタ、海外では事情が変わってきまんねん。
人気が高いのに品薄状態・・・・・やから高額で売れたちうわけや。