サウジの懸念を強めそうだ

混乱に乗じて20日にサヌアで起きたのが、シーア派のモスク(礼拝施設)2カ所を狙った自爆テロやったちうわけや。
140人以上が死亡し、同派を敵視するスンニ派武装組織「イスラム国」が犯行声明を出したちうわけや。
イエメンには国際テロ組織アルカイダ系の武装組織「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」の拠点が多数あるちうわけや。
フーシ、AQAPに加え、イスラム国も活動を始めたことが事実ならば、混乱の収拾は難しくなるちうわけや。
イエメン情勢に神経をとがらせるスンニ派政権の隣国サウジアラビアは21日、サルマン国王がアラブ首長国連邦(UAE)、カタールやらなんやら湾岸の同派政権の首脳クラスと対応を協議したちうわけや。
サウジは、フーシがシーア派政権の大国イランの支援を受けとると疑うわ。サヌアの空港には物資を積んだイランの民間定期便が飛来しとるちうわけや。
サウジのサウド外相は23日、イランについて「宗派対立をかき立てとる」と批判したちうわけや。
さらに「この問題が平和的に解決されなければ、侵略から守るために必要な措置をとる」と警告したちうわけや。
一方、AFP通信によるとイランでは精鋭部隊である革命防衛隊のジャファリ司令官が11日「革命の輸出は新たな段階に入った」と述べたちうわけや。
イエメン情勢を指したものならば、フーシの背後にイランがいるちうサウジの懸念を強めそうや。